有機農業のこれから

有機肥料の生産流通をされている大和肥料株式会社での勉強会に参加して来ました。
こういった勉強会でテーマが農業はとても久しぶり。農業の現場での経験や、研究者など様々な話を聞く機会。農業の現場でいい作物を育てながらやっている生産者の方の話を聞く機会が最近あまりなかったので、技術の勉強や経験の共有のために参加しました。

今回のメインは尊敬する農家、山下一穂さんだったはずなんですが、先日急逝されその弟子の千葉康信さんが代わりに話すことに。

千葉さんとはアグリイノベーション大学校で講師をしている仲間で、何度か会ってはいましたが、どんな農業をしているか、見てもないし、農場にも行っていないので、いつか行こう。と思いつつ、なかなか機会がなく、今回は尼崎と近いので話しだけでも先に聞きに行くことにしました。

今回の主催は有機肥料を販売されている肥料会社さんで、土壌分析などをされている川田研究所の川田さん。も話されていましたが、話の内容は普段自分が話すことと同じく、農地の土の機能が下がってきている所が増えている。それによって生育が悪くなるということ。改善のために最も重要なのは、農業も、造園でも、その他自然環境を改善していく上でも同じですが、土の物理性(通気や排水などがスムーズになる)。それができた上でその他の機能について考える必要があるということ。

千葉さんがやっている農業もできるだけ効率化した上で虫食いのないきれいな野菜を育てること。こういった形の農業は、日本の農地や条件を考えれば、もっと増えても良いはずながら、なかなか増えていないのが現状です。機会あって仕事で農場を回ることがあっても、「ここはすごい!」と思える農場は少ないのが現状。 

どうやってそれを変えていくか。農業はしていないけど、農業をしていく上での土を良くしていくことやその技術については貢献ができると思うので、今後千葉さんとも協力してできることをやっていきたい。これから世代交代や、農業の技術を良くしていくために。
千葉さんは大変だろうけど、これからの有機農業の中で中心となって頑張ってほしいなと思います。協力できることはしていきたいですね。