傷んだ樹木の回復:ソヨゴの例


植えた木が弱っている
植栽後6年ほどたって衰退した常緑樹のソヨゴ。樹高5メートルほどのサイズですが、植えられてから育つよりも衰退してきており、葉の量は少なく、特に上の方に行くほど枯れ枝が多い。
見上げた写真:上の方は葉が少ない。

<弱っている原因は水じゃない>
このように衰退してきている樹木は弱っているからと言って水を与えても回復しない。水切れで弱っている様子ではない。木が弱っている場合、造園屋さんに聞いても大体返ってくる対策案は「水が肥料」。今までの自分自身のケースでは水と肥料で弱っていたケースは少ない。もっと深いところに問題があります。

上から枯れ下がってきているものは大抵根に問題があります。根に問題があるということは土の問題。
土を確認します。細根がしっかり根元にも出ていますが、これは幹からの発根。
このケースの場合は深植えが問題でした。
あまりにも深くうわっていたので一度掘り上げて再度植え直します。

<深植えはいいことなし>
これまで見た樹木で、深植えされた樹木はもれなくどれも衰退してます。特に弱いのはよく自分が使う植物であれば、コナラ、モミジ。コナラは幹からの発根などほとんどしないようで、すぐに衰退して枯れてしまいます。傷み方も激しいものが多い。モミジも生育が悪く枝先が詰まったような生育になります。

逆にまずまず強いのは、アオダモ、ソヨゴ、ヤマザクラ。アオダモやヤマザクラはあまり痛みは出ませんが、ソヨゴは耐えるけど、少しずつ弱っていきます。
深植えはどの植物にも良いことはないですが、弱っている植物で割りと多いケースです。

<樹勢回復の方法>
樹勢の回復の方法についてですが、少しの深植えで、土を削って直せるものもあれば深すぎた場合は、
一度掘り上げて再度植え直す必要があります。土壌改良して、もともとのライン、根鉢の土のラインが地表に来るように直して上げれば翌年には樹勢が回復します。
今回のソヨゴもまたその後の様子を追記していきます。