植物の問題は土を見て解決する。

土や植物をさわること。特に目的や意図を持って作られた庭の作り直しや、植え替えをすると、面白いことに作った人がどういう風に判断して植えたか、その結果はどうか?ということがわかる。

外科の先生が手術をしている時に内臓の状態がどうなのか分かる。そんな感じです。


しそう杉の家、ヤマヒロさんのモデルハウスで土壌改良や植栽の植え替えをしています。ここは造園家の荻野寿也さんが作った庭。荻野さんの植栽についてよく知る機会になりました。植え方や支柱や、使われている植物や、植えた意図。他の人が作ってそんな時間が経っていない庭をさわるのはあまりないので、とても勉強になります。

いくつか生育が良くない植物があったので、夏にさん環境改善や手入れを、秋からは植え替えしていきます。

生育が悪い植物がいくつかあるのですが、やはり原因があることが多く、その大半は土の問題。

今回のケースも、深植えや根鉢の土の下層部が固まりすぎて根が出られないなど、様々な原因がありました。

写真はレモンの木の根鉢。根鉢の土の下層部が締まり過ぎて根が出ていなく、鉢を半分ほどに削り植え直し。

簡単に直せるものもあれば、大きな樹木で時間がかかって大変なものもあります。

これから冬に向かうので、春が来て今回の手術の結果がどうなるのか、変化を見るのが楽しみです。

ヤマヒロさんのモデルハウスとても良いので気軽に行ってみて下さい。
http://www.yamahiro.org/sp/modelhouse/house01/