みどりのマネジメントガイドブック:街の緑を在り方の基本をつくる冊子 vol.1

2017年度からの取り組みで、スローソサエティ姫路が主催の姫路版パークマネジメント事業の取り組みや現状をまとめた
みどりのマネジメントガイドブックができました。
もともとはパークマネジメント(公園管理)の新しいあり方を提案するために、自治会として実際の公園で様々な取り組みをすることで
管理がしやすく、楽で費用もかからず、更に公園管理自体がコンテンツになる取組をと始めたものですが、そのまとめとして、
公園だけではなく、「みどり」という切り口でまとめたものとなります。

姫路では2年後に「みどりの基本計画の改訂を控えています。既存の緑の基本計画は、他の市町村と大差なく、姫路を特徴づけるものは
何も入っていません。しかし、自分や周りの人々の協力、マチヅカイ大学、などみどりで他の自治体にはない取組をしていくことができている
今。町並みを変え、住みたい街(暮らしやすい街)にしていくことがあると思っています。
今回のガイドブックは完全なものではなく、まだまだ足りない部分はありますが、改訂を加えながら、公園や街のみどりを考えるための
資料になっていくはずです。
内容は理論編と実践編とに分かれています。
理論編は、兵庫県立大学の赤澤先生と内平先生が公園の効果や、公園による地域課題の解決について、パークマネジメントについて。今後のみどりの
展開に関する課題などを書いて頂いてます。
赤澤先生はランドスケープなど専門。内平先生は地域課題の解決やまちづくりなどが専門。 両者の目から見た現状や可能性などを
ガイドブックを作りながらいろいろと伺いました。そのおかげでより、みどりのまちづくりの可能性を感じています。

みどりのガイドブック理論編
(1)地域課題を解決する公園
(2)新たなみどりの関係者の獲得
(3)みどりの地域戦略の変遷
実践編は
(1)楽しい公園管理のツールをつくる
(2)公園を使うルールをつくる
(3)みどりを見る目を養う
(4)心地いいみどりを身近で探す
(5)みどりのはじめの一歩を踏み出すために
(6)みどりを地域で循環させる
(7)みどりでしなやかな街をつくろう
執筆者(敬称略)
みどりのマネジメントガイドブック編集委員会
赤澤宏樹 (兵庫県立大学自然・環境科学研究所)
内平隆之 (兵庫県立大学 地域創造機構)
米谷啓和(NPO法人スローソサエティ)
西山雄太(リビングソイル研究所)
三浦豊(森の案内人)三浦さんの記事は「三浦豊さんと歩くまちの森」より書き起こし再構成
小畦雅史(小畦雅史建築設計事務所) 挿絵
このガイドブックは無料で配布されています。
場所は姫路の城の西公民館
またリビングソイル研究所でもいくらかストックがありますので、ほしい方はお声がけください。