米田大師教会(真言宗山階派大本山勧修寺)植裁:兵庫県高砂市  井藤工務店

米田大師教会(真言宗山階派大本山勧修寺 宮門跡直末)様の建て替えで庭の相談を受けました。
裏の庭の剪定や伐採の相談があってから1年半ほど経ったでしょうか。2020年12月にお引きわたしとなりました。
塀とカシや黒松があったものを残すこともできましたが、あえて全部取り払って全体の作り直しを提案しました。奥の森のようになった私有地の植物の伐採なども合わせて行い、そちらは既存のものを生かす形の提案をし、参道にもなり、お参りに来られる方も多い場所が薄暗く閉じた雰囲気になるのではなく、明るく開いた空間になるように提案しました。
街路樹の桜も傷んでいたのと、ものすごく傾斜していたので、奥の新しい植裁でイメージが近くなるようにボリュームを出すようにすることで代替できるようにしました。
塀の基礎で使われていた石垣の一部を解体時に残してもらい、土地の高低差の調整や植裁の植え方調整(詳しくはまた別途記事にて)に使いました。
もともと

植裁前
この石垣の石はほぼすべて使い切りました。できる限りもとの記憶が残るように石だけでも使おうということになりました。





2021年9月27日、28日。裏の樹木の手入れに入った際に、表側の様子見と手入れも少ししました。
約10ヶ月ほど経過しましたが、いずれも順調に生育中でした。
植えるときは植物がよく育つように環境作りをしますが、100%全てが完璧に育つわけではありません。
生育が悪いわけではなかったのですが、約1年たった後の生育、芽の付き方、樹皮など様子を見て、アズキナシとシロバイは少し芽の出方が弱かったので生育改良を施しました。
来年以降の生育はより良くなるはずです。