2022年3月施工
お父様が残された建物の建て替えで、初期に依頼をいただきました。敷地が広く高低差があり、さらに隣地境界が変更になったりなど、当初からプランが変わることが多くありました。既存の植物もできる限り残したいという要望があったのですが、残せたのは一部となりました。(急遽変更になり、残せなかったものがありました)
平屋の建物で、それほど背丈の伸びない植物を中心に要望を受けながら、植物を決めています。
井藤さん中島さんとは、ご一緒する機会が何度もありますが、今回のお宅も窓の位置や窓からの目線。外とのつながりなど、とても上手く計画されていたので、植栽はとてもスムーズに計画が決まりました。
地上げの土が山ズレを使っていて、拳サイズの石が大量に出てくる土でした(姫路周辺での地上げの場合よく使われる土)。建築の下地としては良いのですが、植栽する場合の土としては、石が多すぎてとても苦労する事になります。
今回も石が大量に出てくるので、軒下は砂利など既製品を使わずに、出てくる石を選別して敷き詰めることにしました。無駄が出ず、市販されていない石の大きめのサイズを使うことで、とても良い雰囲気が出ます。2日くらいは石の選別や洗いなどに時間がかかりましたが、その分運搬や購入コストはなしなので良い仕上がりになったのではないかと思います。
施工前
メディア掲載
チルチンびと2023年春号115号に掲載されています。窓から外へのつながりがとても良く写真に収められています。施工のタイミングでは撮ることができない写真ですが、使っていただいている様子がとても良くわかります。