2025年の5月末に連絡をいただきました。
3年ほど前に他の造園業者の方に植栽を依頼した植物が傷んでいるのを直してほし。というご依頼でした。
写真右のナナミノキ 傷んで枯れている部分が多い
右手のアオダモは特に問題なし
真ん中のアズキナシが年々傷んでいてお客様が心配されていました。
左にあるのはヒメシャラ。全方位から日が当たるこのような場所にヒメシャラは少し厳しい。ヒメシャラは瀕死の状態
当初のご依頼はこれらの樹木の樹勢を直してほしいということだったので、2025年の夏をまたがないようにできるだけ早いうちに一度抜いて直さないとこのまま衰退が進むと更に弱り樹勢が戻るのに時間がかかるので、できるだけ早く予定を組みました。
アズキナシ一度抜いたところ。根鉢の下は土が固まって水が溜まっていました。
植え方についても明らかに深植えになっていました。
土の圧縮と水はけの問題。
植物側の植え方の問題。いずれも問題ですし、アズキナシ単独で植えるのも少し環境的に厳しいので、既存で植えられている樹木を一箇所にまとめて植えるように提案をしました。
小型の重機を持って行って土の問題を解消している所、固められた土の上に真砂土が乗っているだけだったので、真砂土の下の固まった土をほぐしている所
傷んだナナミノキとアズキナシ。アオダモをまとめて一箇所に植え直しています。
その後、他にももっと植栽をしてほしいということだったので、2箇所に多めに植物を追加しました。
植え替えてから3ヶ月ほど経っていましたが、ナナミノキもアズキナシも新しく芽を吹いてしっかり樹勢は直りつつあります。