2012年から講師として関わっているアグリイノベーション大学校という学校があります。
今日はそこの同窓会でもあり、今またはこれから何をしている(していく)かというのを発表する会が京都でありました。それに招かれたので参加してきました。通算1,000人の入学者。農業や農業ビジネス。農協、行政の方々など様々な方々が入学されていますが、その後どこで何をしているか。というのを知っている人は一部なので、どういった進路で、どういったことをしているのかというのをまとめて聞く機会は滅多にない貴重な機会。
農業を始めたなら現状どんなだろ。講義は役になったんだろうか。 また農業関連や様々なビジネスをしてる人卒業生の人と絡んで何か面白いことできないかなといろいろと考えながら聞いていました。
農業はやってみたいと思う人は多いと思いますが、やってうまくいくかどうか、継続していけるかどうかはまた別問題。
就農は簡単でしょうが、栽培技術や土が良くても、生産ができないや流通がうまくいかないなど、問題も出る。事業としての側面も考えなければならない。
今日聞いていても、やはり学校に1年週末ベースで通ってすぐに就農というのは難しいですね。
なぜ農業をやるのか。その理由や、植物や土と触れてきてそれが好きになったから。と言った理由が多くなければ、イメージと現実の違いは生じてしまうだろうなと思いました。
そんなことを考えながら、改めて入り口の今の人の暮らしで、土や植物にふれる機会を増やして、それを育てたり手入れしたりする「うまくいく経験」を増やすこと。そこからの延長線上に規模が大きくなっていって、最後に就農が出てくるのが、理想的なのではないかと改めて考えました。仕事→退職→農業はなかなかステップが大きいですね。
それでも農業は周りにサポートしようとする団体や人たちが多いのが魅力の一つ。今日頂いたSHARE THE LOVE for Japanの冊子。大地にやさしい農業のためにというコンセプト。
こんな形で写真付きで紹介してもらえたり、やっていることの内容をまとめて伝えてくれたり。これは嬉しいサポート。
技術の勉強会を支えていたりとタバコ会社の社会貢献活動の一環だそうですが、伝わるための入り口は広ければ広いほど良いですね。