2023年7月施工
建築設計:松尾設計室
建築施工:株式会社じょぶ
植栽設計・施工:リビングソイル研究所
箕面市では宅地の緑被率の基準が厳しく、必ず一定本数の樹木を植えなければならないという条件でした。このように厳しいエリアは、兵庫県西宮市の風致地区以来久々でした。
3m以上の樹木が2本・1m程度の低木27本以上。芝生という条件が最低条件でした。それ以上の樹木を植える予定だったので問題なくクリアでしたが、これだけの量を植えなければならないというケースは少ないので、地域による違いを実感しました。
町並みや地域環境を考えると、住宅地に緑被率や緑化率の規制がかかることは必要かもしれません。水の浸透や微気候の調整、気温上昇の抑制、生物多様性の保全など、興味がない個人にとっては面倒かもしれませんが、地域全体の環境を考えると必要なこととなっていくでしょう。