中にある広場のメンテナンスをしてきた姫路市のマンション、フィールトレインで入り口がわかりにくいから塀をつける計画を聞いていました。
わかりにくい原因は、今は使われていないカメラ屋さんの建物。この建物があるとどうしても視線は隣に。どちら側から来てもフィールトレインの入り口がどこかわかりにくい。
そのそれを解消するために、塀をつける予定されていましたが、構造物をつけた際の耐久性の心配や、周辺から隔離するではなく、街に溶け込みなじむようなものにしたいということで生け垣風の植栽をすることにしました。
単一の樹種での生け垣ではなく、変化のある生け垣の提案をすることにしました。
こちらがビフォーの写真。どこまでが入り口かが分かりにくい。コンクリート製の看板がついたものがあるのですが、それと後ろのカメラ屋さんの建物が同化して見えていました。
最初は笹だけが茂っていました。
こちらが植栽完了後。
背景を遮断することはできませんが、うっすら隠れています。
近年では防犯上でも塀で囲ってしまうのではなく、周辺からの目が届くようにできる限りひらいておくことの大切さが指摘されています。
狭い場所に樹木の数はあえて密度高く植えています。中に広い緑地があるので、ボリュームが出てきたらそちらに移植したり、緑地内の低木と交換したり、あるものを活かし変化させながらの手入れをしていく予定です。
最初の状態と比べると入り口がわかりやすくなったと思います。
樹種:
アオダモ
ホルトノキ
ツリバナ
ヤマコウバシ
シャシャンボ
カマツカ