2016年夏に依頼を受けて、庭の植栽をしました。
全面を緑に覆われるくらいのボリュームが欲しいという要望でしたが、正面は植えることができる場所が狭いスペースのみで、確保できなかったので、最小限にアスファルトを剥がし、剥がした場所、コンテナを置いてコンテナでの植栽にしています。
院内を歩いて治療に向かうお客さんの足元には大きな窓があり、足元が見えるようになっています。そこの窓からは季節によって様々な表情を見せる植物を配置し、治療中、椅子が起き上がった際にも正面に見えるように配置しています。
とてもいい空間なので、窓からの景色で少しでも居心地のいい空間になればいいなと思っています。
剪定した枝を院内で使えるように、季節ごとに使いやすい植物を選び、院内で飾ってもらえるようにも配慮してます。
もともと土は表層に10cmほど真砂土がのっている下は、砕石で締まっている状態。狭くて重機も入れない場所なので、人力で掘ってほぐして、ある程度土を交換して土壌改良を施しました。
できる限り省力で維持管理できるように土の機能を高めていますので、手入れは最小限にできるような仕様にしています。
歯科医院なので、お近くで歯医者を探されている方は、是非行ってみてください。
建築設計:松尾設計室
庭・植栽・土壌改良:リビングソイル研究所