投稿者「西山雄太」のアーカイブ

キャッスルガーデンのメンテナンス

JR 姫路駅前広場 キャッスルガーデンの緑のメンテナンスを 行いました

慣れない面々での植栽のため ちゃんと終わってなかったなどの樹木が多く 傷んでいたり樹勢が悪かったりしていたのですが 大規模改修で 半分ぐらい植え直しなど行い 以前よりはるかにいい状態になりました。

ゴールデンウィーク中は キャッスルガーデン内で時間を過ごす人も多く 公共の場でこういう取り組みをすることへのやりがいを改めて感じます。

何より小さな子供がいる自分自身も子供連れでよく来る場所なので もっといい場所にしていければいいなと思っています。

協力:lyhty 黒木さん

深田造園 深田さん

ひとネットワークひめじ スタッフの皆様。

N様

I様

姫路駅前の植栽手入れ

明日5月1日の15時から姫路駅前の緑のメンテナンス作業をします。
仕事としてではなく、市民としての取り組みです。

お時間あれば参加ください。
場所はキャッスルガーデンです。

雑草をコントロールする方法

庭に土があると雑草が生えて抜くのが大変。手間がかからないような庭。

庭を手がける際にオーダーいただく際には必ず入る言葉です。

そもそも土目線での庭の提案を始めたのは雑草や手間がかかるの部分はスペースを狭く絞れば、雑草は抑えることができるというところから始まりました。

自然との対峙になるので、100%コントロールできるわけではないですし、環境によってはどうにもならないこともありますが、実際の成果紹介をします。

姫路市のカフェprland coffee。リビングソイル研究所のモデルガーデン。

こちらで2019年4月、約1㎡の面積内にどのくらいの雑草が生えているかを検証しました。

この手前の周辺でどの程度の雑草が生えているかを探してみました。

条件としては恵まれていて、南面に建物、板塀がある場所。

ここで生えていたのはカタバミ、ホトケノザ、カラスノエンドウの3種類。

この写真の雑草たち。

全く手入れをしなくてもいいはできませんが、手入れを最小限に抑えることは工夫次第

手入れできないと思っている人に、そんな大変ではないと関心を持ってもらえるようにしていきたい。

地域内でそだつ自生種を植えること

庭に植えるのであれば、地域内に生えている自生種を使いたいと言うのは昔から考えていましたし、少しずつ山採りできる場所から掘らせてもらってはやってきましたが、趣味でやっているレベルでしかありませんでした。

興味を持つきっかけは、土や農業技術に興味を持ったオーストラリアで、地域内の植生があまりに変わりすぎた場所を少しずつもともとの亜熱帯雨林苗木を育てて変えていこうという人が大勢いて彼らの話を聞いたり植林を手伝ったりした経験があったからです。

日本の本州は同じような植生でそこまで大きくは植生が変わらないのですが、違いを見ていて改めてその違いを実感するようになりました。

例えばコナラ。

ドングリの木ですが、日本国内にかなり広く分布するこの落葉広葉樹。

いつも卸からかって植える木と、近くの山の木との見た目は違うなと思っていましたが、改めて写真に撮るとその違いがはっきりとわかります。

塀の前太めの幹2本ともコナラ(別株)兵庫県宍粟市より

こちらも右より太い幹2本コナラ(同一株)

右より太い幹コナラ(九州産のコナラ)

買って使うコナラのイメージは幹が青っぽくつるっとしているイメージ。播磨のコナラのイメージはもう少しゴツゴツして黒っぽく縦の切れ込みが入っているようなイメージ、

同じコナラでも産地が違えば見た目も違う。気候風土も違うので、そういった違いもあるでしょう比較実験などしていないので、イメージではありますが、、、

ザイフリボクとジューンベリー

西洋ザイフリボク(ジューンベリー)は庭に植える植木としてよく使う木の一つですが、日本にも自生種のザイフリボクはあります。

違いをそこまで認識していませんでしたが、花の比較をするとやはり違いはありますね。

左ザイフリボク

右ジューンベリー

花弁の大きさ、枚数など違いがあります。

同じように使えるとは思うのですが、ザイフリボクはほとんど流通していない。生育が遅かったりするのでしょうか?

それも含め、地域自生種を育てたり植えたりすることを少しずつ考えています。

一人でできる範囲ではしていましたが、広がりがなく、結局流通に頼らないと庭木は手に入らないのが続いていました。流通のものをつかわなくなることはありませんが、地域内の樹種で使えるものが増えると選択肢も広がります。

今年は自生種を使えるようにするプロジェクトが動いています。果たしてどうなるでしょう

ピオレ姫路での展示

播磨ブランドラボでの出店が姫路駅前の商業施設ピオレ姫路で約10日間展示をしています。

今回は庭のコンセプト紹介の展示となっています。

ピオレラボの飾りのようになっていますが、リビングソイル研究所で提案する庭のコンセプトスペースとなっています。

近くに来られることがあればお立ち寄りください。

期間

2019年3月21日から3月31日まで

弱っているジューンベリーの診断。

比較的よく植えられる木のジューンベリー 植えられた後にイラガや、 病気など多発する樹木もあります

ただこの木は 扱いやすく ちゃんと上でちゃんと育ってくれるとほとんどイラガなどの問題起こりません

イラガの発生などは弱っているサインであることが多いです。

虫の発生以外にも 枝の出方でも ちゃんと育っているかそうではないかという判断ができます

上の写真にあるような うねうねと育ってひょろひょろ出ている枝は生育不良の枝です。

この場合下向いているような枝 (写真の枝は全てそうです )は全て取ってしまいます。

剪定はただ樹木のサイズを小さくするだけではなく 弱っているものを元気にするためにすることもあります。

ただ剪定だけでコントロールできない事も多いです 写真の ジューンベリーも 剪定は必要ですが剪定だけではなく 樹木自体の植え直しも必要になっていました。

樹木が傷んだ時の対策:弱った樹木をどう回復させるか

樹木の生育があまり良くない場合の改善方法。
樹木が傷んだ場合、多くの場合「肥料が足りない。水が足りない」と思われて水やりと肥料を与えるのではないでしょうか。

夏場で水が切れることはあっても、樹木が肥料不足で傷んで行くということはあまりありません。
ただ原因不明でだんだん衰退していくのを目にするのは誰もが嫌なことででしょう。

虫、病気、葉が枯れ下がってきたなど様々なケースがありますが、殺虫剤、殺菌剤だけが解決策でもありません。
はりまの杜住宅展示場に植えられている「エクスバリーアザレア(西洋ツツジ)」を例に、改善の仕方を共有します。

植えられているエクスバリーアザレア。

まずはウッドチップや落ち葉などを横に避けます。

スコップで樹木を掘り出します。

苗木の状態からかぶっていた土を剥がします。このあたりは先日紹介したコナラと全く同じです。

本来の根の出ている位置が出てきました。よく見ると根が本来の土のラインより上に出ていたりしますので、それを切り取ります。

ハサミで周辺の根を切り取ります。

そのままこのラインで植え付けます。
簡単ですが、これだけで樹勢が回復します。

ただしこの先に木の周辺の土の環境が悪ければ育たないので、環境づくり、土作りはしておきましょう。
窒素・りん・カリウムが多い必要はありませんが、水はけがよく、水持ちもよく、土壌生物の環境が良い状態。

ソヨゴの生育改善のその後

ソヨゴの生育改善についてのお問い合わせをいただいた内容には、その後の生育はどう改善しているかを見てみたいという記述もありました。

その後がどうなっているかも知っておきたいことですね。

深植えされたソヨゴを移植したり植え直しをすれば樹勢は回復します。
ただ、枝先の方で傷んでしまっていたら、ソヨゴは枝先にまた新しい芽が出て樹形が回復していく事はありません。

樹勢が強いもの(それほど傷んでいないソヨゴ)は、抜いて植え直してもそれ以上進行しませんが、弱ってしまったもので、先に葉が出ていない、もしくは弱々しくしか出ていないものは回復しません。

今回の写真は株式会社ヤマヒロの「はりまの杜住宅展示場」で撮影しています。2017年末から関わり始めて、1年ちょっと。
昨年移植して約1年たった状態です。
まずは5本の太い幹が出ていた5m超のソヨゴの木。直る見込みがない幹が3本だったので、2本を残し3本の幹を切り落としました。
樹勢は弱かったので、そこまで回復はしていません。

ただ、植え直しているので、新しく萌芽しています。元気に育ってくれそうな芽が出ているので、この内の数本を育てて新しい幹に仕立てていく予定です。このように一旦弱ったソヨゴも下から新芽を出して新しい幹を作ってくれます。それをどう仕立てて作っていくかは、植えられている環境によりますが、はりまの杜の場合数本予備のものを残して仕立て直していくところです。

最初の状態

いくつか間引いた後。ここから育てていきます。

ちょうど一年前2018年の写真。移植したばかりのとき。

同じ木の2019年1月11日の様子。主幹の一部が枯れたので切り落としています。
この写真を見ていただければ下の方から新しい枝が順調に育っています。細くてまっすぐ育ったこの枝はもともと深植えされていたときに出ていたものですが順調に育ってくれているので、この枝が次の幹に仕立てていきます。

全景。深植えの影響は枝の出方にも出ています。先のほうでウネウネと曲がった枝。
傷んでいたり、深植えされたものは、こういった枝の出し方をします。

最後にモデルハウス正面のソヨゴ。3本並びでありますがこちらも同じように植え換えていますが、傷みはなく順調に生育しています。
1年間様子を見て、ソヨゴが直るかどうかは、植え直すタイミングの樹勢に大きく影響を受けると言えます。

傷んだ樹木の回復:ソヨゴの例

写真協力:はりまの杜住宅展示場 (株式会社ヤマヒロ)