投稿者「西山雄太」のアーカイブ

取材記事掲載:みんなの公園愛護会

姫路市と協働の公園プロジェクトについての取材記事が掲載されています。

姫路市の公園をより良くしていくプロジェクト2017年単年度と2020年から2021年、2022年と関わっていますが、少しずつ変わってきたように感じます。2020年、2021年の取り組みは事例に入れています。

みんなの公園愛護会
https://park-friends.org/e/himeji_compost/

北海道旅 十勝千年の森ほか

数年前から行こうと思いつつ行けていなかった十勝千年の森に行こうと数年後しに北海道旅の計画を立てて行ってきました。

見たかったもの。北海道の植生や農業の現場、農地や地形など。モエレ沼公園、十勝千年の森、東川町のせんとぴゅあ(公共施設)や取組
などなど。本州の近隣とは違う景色や景観。植栽のナチュラリスティックガーデンの設計や考え方など、実際に見てみなければ分からないので
今後の仕事の参考になるように見てきました。

札幌大通公園
ここの周辺は姫路市のまちづくり系に関わっておられる札幌大通まちづくり株式会社の服部さんから何度か話を聞いていたので、実際にされてた取組で聞いたことがある事例をいくつか見てきました。
広告収益を街に還元できる取組は良い取組姫路にはないか

札幌大通公園

モエレ沼公園 地形をさわりながら大きなランドスケープアート。
土地の造形や大きく作る土地の高低差による空間など、この規模をやることはないと思うが、とても面白い

今回のメインの目的地
十勝千年の森
庭を見るだけでなくどのような人が来てどのように見ているかも合わせて見ることができた。セグウェイツアーも合わせて体験。
見るだけであればこれだけ作り込んで1200円の入場料金になるが、セグウェイツアーなど組み合わせることで見かたも変わる。庭や緑地公園などいくら魅力的に作ってもそれ単体で収益化はできないし、できなければなかなか投資が起きない。緑単体で考えるのでなく、なにかやってる人とか一緒にやることが面白い展開に繋がりそう

富良野、東川町、美瑛
飛行機の関係であまりゆっくり見れず
東川のせんとぴゅあや街での取組は色々と見たり聞いたりできたが、面白い町。またゆっくり滞在してみたい

セメントによる土壌改良地に植栽はできるのか?

2021年12月、約1年前に植栽した企業の緑地づくりの現場へ様子見と植え替えに行ってきました。
一本が枯れていたという連絡があったので、その後の様子も気になっていたので、様子を見てきました。

当初土を入れて埋め戻しただけというふうに聞いていましたが、セメントが大量に入っていて、全体がガチガチ
の状態でした

一本枯れたという連絡があったものも春に芽が出なかったそうです。セメント改良土だったので、多少不安があったのですが、現地を見て一安心。
土要因で傷んでいる様子はなく、いずれの植物も健全に生育していました。

部分的にセメントが入った環境はこれまでもありましたが、全体がガチガチなほど入ったところはなかったので、砕く手間はありますが、砕きさえすれば土壌改良(主に自社で作っている堆肥による)による土壌改良が可能で、植物の生育環境が作れることがわかりました。

やったこととしては 普通の土とほぼ同じです。
割る手間は相当かかったので時間はかかりました

電気ハンマーにより土を割る
大きな塊となって割れるので、それを細かめに割っていく。
堆肥を多めに混ぜ込む
植栽

土を交換するかどうかを最初に考えたのですが、重機を入れることができない、土の搬出も搬入も全て手作業でこれをやると費用がかかりすぎるということで、そのまま使う事になりましたが、無事問題なく生育してくれていて安心しました。

ポット苗は問題あり: ルーピング(根が巻いてしまう問題)

庭や植栽、公共空間の緑化の分野で、土の問題から取り組み始めたのが2014年頃。

ただ植栽の分野では土の機能を高めるだけでは何故か植物の生育が良くならないケースが散見されました。

いくつかある問題のうちの自分ではどうにもならない問題がこれ。ルーピング。

ルーピングとは
プラスチックのポットで育苗している苗木が、根の行き場がないのでポット内でぐるぐる根を巻いた状態になったことを指します。


ルーピングはわかりやすいものもあれば、分かりにくいものもあります。

写真の様にルーピングしたシャリンバイは、ほぼ生長がとまり、同じ位のサイズでずっと維持をしていました(植えたのは5年ほど経っていた)。

当時も軽く根を切ったりはしていたのですが、それだけでは完全に解決はできないことがよく分かりました

ルーピングもある程度は植栽技術的に解消は可能ですが、このままだるとちゃんとわかった人しか植物を育てる事ができないことになります。

さらにルーピングの問題は生産者の問題であるので、消費者からの意見で変えることも難しい。

自然環境を扱う仕事全般に言えることですが、課題が山積みです。更にその課題についての取り組みをしている人が少ない(いない場合もある)

ルーピングもその問題の一つです。この問題は解決するアプローチを考えていくつもの方法を考えて動いていかないと行けない問題です。

Q&A農業:木質系の素材の堆肥化について

農業学校の講義の質問回答

質問
木材チップなど繊維質が多いもので、たい肥までに変化する期間はどれくらいでしょうか
草、糞尿などは1年ぐらいのイメージですが。

回答;
草等の場合、3ヶ月~でつくることも可能ですが、ウッドチップなどはもっと時間がかかります
2~3年はかかると思います。

堆肥化のプロセスで高温二熱を持たせて分解を促進させる、窒素素材などを加えてつくるなどと言われますが、
木部のリグニンがそのプロセスでは分解出来ません。
木部、樹皮、籾殻などいずれも分解に時間がかかると言われていますが、いずれも白色腐朽菌による分解を進めると早く分解させることも可能です。ただ、高温堆肥化により白色腐朽菌も死滅して活動できなくなるので、温度が安定した後に菌類や土を足すことで分解を早めることも可能です。

Q&A農業 :耕すことについて

アグリイノベーション大学校の受講生の方からの質問

質問:
耕すという意味をすごく考えさせられました。ありがとうございました。
必要最小限に耕す回数を減らすべきだと分かりましたが、耕すのは栽培と栽培の間などで有機物をすき込むタイミングという理解で良いのでしょうか?有機物でマルチングという話も出てきましたが、畑の上に有機物を被せて不耕起でもありという理解で良いでしょうか?どんなときに耕すのかが分からなくなっておりご指導頂ければ幸いです。

回答:
耕すことのデメリットについて講義中に触れたので、このような質問をいただいております。
基本的に耕すことは普通の農地だと必須です。

不耕起栽培にもメリットはありますが、土の状態が悪いと不耕起は無理です。
有機物を混ぜ込むことを含めて耕しながら土の状態を整えていく。いい状態になれば不耕起で可能な作物もあります。
手間を減らし、エネルギー使用を減らす。不耕起栽培ですが万能ではありません。
今はやっていないのですが、試験ほ場で実験していたときに、1年目は全体を耕しました、2年目は浅く耕しました。
3年目以降は不耕起栽培を混ぜながら栽培していました。(里芋、大豆など)。

そのように土の状態や作物に合わせて耕すかどうかを決めることが必要になります。

おすすめのガーデンツール No.5 :タフヌリ君300mm:株式会社 石井超硬工具製作所

おすすめのガーデンツール: no.5
名前:タフヌリ君300mm(モルタルコテ)
制作会社:株式会社 石井超硬工具製作所
おすすめ対象の方:プロ、一般の方で自分で植栽される方
試した数:10前後
使い始めた時期:2014年頃〜
価格:2500円から3000円くらい

樹木を植えるときに一般的に使われる道具ではないですが、リビングソイル研究所ではずっと使っている道具です。

ここに挙げているマグネシウム合金製のタフヌリ君を使い始めたのは、これもまた最近です。それまではプラスチック製の「ヌリピタ君プラス」というプラスチック製のものを使っていました。

使う頻度としては植栽するときには必ず携帯して使っています。植栽するときに、植物が健全に生育するように植えようとすると、ほとんどの樹木がスコップのような荒い作業向きの道具でなく、手元で微調整しながら植える必要があります。(植え方について多くの新しい気付きがあるのですが、それは
また別途書きます)
柔らかい土であれば移植ゴテのように掘ることもでき、水ぎめ、土ぎめの際に押すように使えます。また土の高さや勾配を微調整したりなど、植栽時にはかなりの頻度で使っています。

これまではプラスチック製を使っていたのですが、プラスチックは消耗が激しく、折れたり、割れたり、ちびたりと一年に1本ずつくらいは使えなくなっているので、定期的に買い足していました。最近、マグネシウム合金製の軽くて丈夫なものがあるのを知ったので、こちらに切り替えてみました。

木鏝、その他のプラスチック製のものも大体市販されているものは試してみましたが、弱かったり、柄から外れたりとどれも長期使用に耐えられませんでした。
ほぼ毎日使っていてヌリピタ君プラスは1年程度使うことができたのですが、マグネシウム合金製のこれなら、もっと長期に渡って使えるかなと思いってます。
マグネシウム合金製の良さ
・強度があるので、移植ゴテ代わりに使うにはより使いやすくなっています。(移植ごてはいらない道具かもしれません)
・耐久性(使い続けて試しているところです)

1点だけ残念なところがあります。プラ製でサイズを色々と試してみて、27センチサイズのものが最も使いやすかったのですが、マグネシウム合金のこちらは30センチ、40センチの2種類しかなく、大きいので携帯性が下がります。

左官仕事のようにずっと手に持っているわけではなく、コテから手を離す機会が多い植栽時には小さめのが使いやすいと思います。
1年位試してみて、もしかしたらプラ製に戻るかも、しれません。

コテを忘れた日は植栽作業の進行が遅くなると思うくらい必須な道具となっています。使わない方のが多いと思うので、慣れの問題かもしれません。大量の本数を植える生産の現場などでは使う必要がない道具でしょう

おすすめのガーデンツール:No,4 バッテリー式のブロワー STIHL BGA56

おすすめのガーデンツール:No,4
名前:バッテリー式のブロワー
制作会社: STIHL BGA56
おすすめ対象の方:広い庭の方、プロ(公共工事などには向かない)
試した数:1
使い始めた時期:2020年2月ごろ~
価格:約30,000円~ (メーカーサイズにより変わります)

ブロワーは以前使っていませんでした。エンジン式の場合、持ち運びが大変なのと、そんな広い範囲を掃除することがあまりなく(公共の仕事などしていないため)
ほうきなどで掃けば良いかと思っていました。

電気で動くバッテリータイプのものやコード式のものがあるのは知っていましたが、バッテリーは使用時間が短いのが気になり、手を出していませんでした。コードは外で使うのに引っ張って使うのは現実的ではないということで選択肢に入れていませんでした。

STIHLのブロワーを買ったのは特に理由はありません。
チェーンソーももしかしたらバッテリー式は便利かもしれないと思ったので、バッテリーチェーンソーも扱っているSTIHLのブロワーにしました。(後にバッテリーチェンソーは別メーカーのものを購入→いずれ紹介します)

説明書きには22分間の連続運転と書いてあったので、随分短いなというのが最初の印象でした。
しかし実際に使ってみると、広いモデルハウス(はりまの杜住宅展示場:姫路市)の庭で一人で一日の作業時にバッテリーひとつを使い切るくらいでした。

最初は予備バッテリーも持っていましたがかさばるので、今は一つのバッテリーのみで持ち歩いています。
吐出口の先の部分は抜いて使用しています(つけていると長すぎて邪魔)

良い点
・使いたいときにすぐに使える(エンジンをかけるような動作不要)
・オイルなどで汚れないので、車での持ち運びが容易。
・誰かに貸しても、誰でも気兼ねなく使える。
・音が静かなので、住宅地でも気にせず使える
・落ち葉などの掃除にはもちろん、トラックの荷台の掃除などこれまできれいにしようと思うと時間がかかっていたのが一瞬で終わる。
・普段掃除しないようなテラス・石敷のスペースなどもすぐに掃除できる。

良くない点
サイズが大きいので軽トラの荷台にはきれいにおさまらない。
バッテリーが各社バラバラ(STIHL内でもチェンソーはバッテリーが違う!)

ブロワーを試してこれまで、なぜ使わなかったのかと思うくらいブロワーは便利でした。今後もバッテリーツールは色々と試してみようと思います。

おすすめのガーデンツール No,3 ディバー

おすすめのガーデンツール: 3つめ
名前:ディバー
おすすめ対象の方:専門家、プロ向け
試した数:1 あまり選択肢がないサイズなどを含め改良が必要
使い始めた時期:2022年1月〜

日本語でいうと球根植えという名前で売られているものです。

使い始めたのは、2022年に入ってからなので、一ヶ月も経たない程度です。球根はそんなに植えないので、道具数が増えるだけでいらないかなと思っていましたが、使ってみると想像以上に使えるものでした。

ただ、小さい庭で維持管理をするだけであれば、全く必要はない道具です。なので、専門家、プロ向きにしています。

どんなシチュエーションで使うか
下草を植えるとき、山採り樹木を植えるとき。
下草はバラバラにばらして植えているのですが、そのときに移植ゴテを使うとムダに広く掘れてしまいますが、ディバーを使うと最小限の穴を開けれて植付けも早く完了します。

軽く押せば小さな穴
強く押して横に押したりすれば大きな穴。
サイズもある程度調整できるので、しゃがんで植付けしていくかたちになりますが、これまでの1.5倍位の早くなった感覚です。

農家の方もセルトレイで育苗したものを植え付ける際に移植ゴテと手で植えているのであれば、早くなるはずです。

存在自体は知っていましたが、いらなさそうと思うものが意外に使えたりします。
こういう発見は嬉しい。

自然を扱う職業は道具の工夫がとくに日本では進んでいません。

道具の工夫で無駄を減らしたり効率を高めて、より良い仕事ができるようになるはずなので、道具研究、開発を進めていきたいです。