外へ出たくなる庭:芦屋市 マンションの庭

クリエイティブな仕事をされているご夫妻と小さな子どもお一人住まいのマンション専用庭。 これまでは草を抜くためだけに外に出いてた手入れが大変で、狭く感じるスペースだったものを既存の骨格をそのまま使いつつ、不要なものを撤去するなどして外に出たくなる庭に変えました。

奥さまも手入れを手伝ってくださったので、手入れの方法を伝えながらの作業。手入れ次第で全く違った庭になるので、手入れを住まわれる方がちゃんとできるようになるのはとても大切です。

初期の状態。
タイサンボク、イロハモミジ、キンモクセイ、サルスベリ、ヒラドツツジなどの刈り込みものが多く植わっている昔の庭によくある植物が植えられている中に、ご夫妻で植えられたレモン、ミモザなどの植物。植えられたものに合わせて植物の全体の見直しと、手入れの方法を変えることのご提案。葉が分厚く大きなタイサンボクが茂り、ウバメガシが密に茂っているため、低いところや目線は鬱蒼としており、このまま伸ばしていくと、タイサンボクで冬の日射まで遮蔽してしまいます。
また全面に植栽されていて、ひらけたスペースが無く、外に出ても居場所がなく、窓からの景色もきれいな緑に包まれてという印象ではなく、暗い印象。

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手入れ一日目。最初は既存の植物の撤去や大きく茂ったものを伐採など。
タイサンボクは好みのイメージと違うので、撤去しようと思いますが、向かいの建物からの視線を和らげる効果があるので、大きく剪定して、差し込む光を増やし、既存のもみじなどに茂らせて代わりができれば伐採する方向で手を入れています。ウバメガシの生け垣など、触ればさわるほど良くなるものは一度ではなおりません。

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2度目の手入れ
駐車場と庭との動線が悪く荷物や樹木の持ち運びが困難のため、全部一度にやり直しができず、少しずつ進めました。
写っていませんが、移植や、散らばっていた石を集めて据え付けて使うなど、傾斜がある土地の水や土の流れが地中に浸透するように、手入れが大変になりすぎないようにゾーニングしながらの作業。

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植栽をして、菜園スペースを作りました。
菜園スペースは木枠で囲って手入れしやすくしています。木枠の材は姫路産の杉。普通の杉だと腐敗が早いため、モックル処理という処理を施した材を使っています。JR姫路駅前で使われているので知ったのですが、酸化亜鉛含浸処理で毒性がほぼなく、公共工事で外で使われているもので、20年程度の実績があるものもあります。見た目はほぼ普通の杉。土に触れ続けるので20年はもたないですが、通常2〜3年で腐るものが10年前後まで伸びるのではないかと思います。
価格は高いですが、板塀などで使うのであれば、傷みが少なく、塗装なしでも大丈夫なので、たまに使っています。

食べられるものを増やすというのをテーマに、目隠しが必要なところには目線を和らげる植物を。
新しく植えたもの
ジューンベリー
フェイジョア
ノシバ
傾斜がついた土地に芝生を張りました。傾斜のままだと小さいな子どもを連れてピクニックシートなどを引いてと考えても、使いにくいし居心地も悪いので、できるだけフラットに土地の勾配を変えています。

このあともう一日。少し足りなかった芝を足して、手入れや裏側などを仕上げておしまい。
何十年も経って雑草がコントロールできない土地なので、芝生を張り、メインが芝。雑草も混じるような状態になりますが、芝刈り機で刈り込んでいけば手入れが楽なひらけたスペースができるので芝生はよくおすすめしています。

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