播磨の里山活用:自生植物を庭木として使う

始まりは2019年3月ごろ。
リビングソイル研究所では植物を植える際、自生種をできるだけ活用して地元の生態系を小さくつくるというのを庭でも展開したいと考えていましたが、実際に流通するものは、県外(近畿外のものばかり)のものばかり。
JR姫路駅前のプロジェクトの2つではすべての植物を姫路市内の山などからとったものを使いました。
姫路駅前広場:街をみどりに変えていく:キャッスルガーデン
姫路駅前広場:「えきまえ里山」キャッスルガーデン

その際に、良い植物が大量に生えている場所を見つけていたので、そこから庭木としてもいくつか使わせてもらおうと思っていたのですが、その山の木々が草刈機でかられてなくなってしまうということがあり、継続してやっていくには地域の人を巻き込んで地域の人自身にも植物の価値を知ってもらって主体的に管理してもらえるようにしないといけないという風に思うようになりました。

例えば庭木として10万円を買うとして、卸で買うと選べる数も豊富でちゃんと管理がされていて安心して使えるのですが、支払ったお金は生産地へと流れていきます。もし同じ金額を地元で使うことができれば地元経済や近くの山の手入れ管理に使えるものとしてお金が流れる様になるので、これは同じ庭をつくるにしても地元経済にも地元の自然環境整備にも活用されることにつながるということでより意味のある活動になります。

ただ、活動するにしても自分ではできないので、地域の里山保全をしている方々とのつながりをつくり関心を持ってもらわなければならず、入り口がわかりませんでした。
そこで地域で様々な活動の支援をされている兵庫県立大学、地域創造機構の内平先生に相談して、どこかで里山整備などの活動している団体を知りませんかと訪ねてみました。
そこから東播磨(加古川市、高砂市、明石市、稲美町、播磨町の5市町村)にある東播磨フィールドステーションでグループの活動として何ができるかというミーティングを月1回ずつ集まって話あってきました。

そこでは地域の課題となっている草刈り、山の植物を掘りとって庭木として使う山採りの2つを組み合わせて地域にとって価値をつけれる事業ができないかという話し合いをしてきました。

そこで様々な山を紹介されて現地にも行ってみながら、どこでどのように山の資源に価値をつけていくかを考えてきました。

2020年2月2日、実際に価値の高い山はどんな山で、どのような植物に価値があるのか、そんないい山を歩きながら、生えている植物を見て、実際に掘りとり方の実演をする。イベントを開催しました。
仕事でもお世話になっているヤマヒロの三渡会長に案内してもらい、宍粟市の非常に価値の高い山を歩きながら、そこに生えている植物の解説、なぜそのような価値の高い植物が生えているのかなどを話しました。実際にそれぞれの地域で始めるにあたって、リアルな現場を体験してもらうのがメインの目的。

その後、実際に山を持って活動していこうとする人たちにそれらの木々が植えられた現場(はりまの杜住宅展示場)を見てもらい、

参加者は合計30名以上と大所帯となりましたが、コバノミツバツツジ、ナツハゼの2本をほりとり、活動拠点の東播磨フィールドステーションの前に実例として植えました。
この場所を実際に地元の自生種の植物を使った場として実例の一つとして作っていこうと思っています。
2月2日の時点で植えているもの
コバノミツバツツジ、ナツハゼ、コナラ
今後植える予定
ヤマツツジ、モチツツジ、ネジキ、ソヨゴ