ホームページから頂いたお問い合わせで、
「年々落葉が進み葉の色も薄くなり、遂に5本の株立ちの一本は立ち枯れてしまいました。」
西山様の記事を読んで「深植」が原因ではないか?と考えております。
土を削り深植を解消する場合、土を削り下げて行った時に「その基準」となるポイントはどのように判断すれば良いのでしょうか?或は、削りでは不充分で、「植え直し」と判断する「基準」など、どのように判断すべきかご教示下さい。
詳細は省いていますが、以前に書いた記事を読まれてお問い合わせをいただきました。
確かに、実際にどうすれば良いのか、細かいことを書いておかないとわかりにくいと思うので、ここで改めてお問い合わせに対する回答もしておこうと思います。
例としてちょうど今日植えていたコナラを写真に撮りながら植えましたので、これを例にします。
このコナラは深植えではなく最初から問題はなかったのですが、リビングソイル研究所での植え方の順序を追いながら確認の仕方をお伝えしようと思います。
今回は6mサイズのコナラ。通常は麻ひも(紙紐)麻布等は全部外すのですが、外していません。
どの深さが良い位置なのかを探します。今回の場合最初から良い位置だったので確認だけ。側根が横向きに出ている位置を探します。最初から深く植わっていて幹から発根しているものもあるのですが、そこではなく、播種された状態で最初に出た側根のいちを探します。
植えた後。位置の確認の為に改めて土を少し削っています。この後土のラインを整えます。
植え終わり。
今回の例では分かりづらいので、別の機会に深植えの植物を植え直す機会にわかりやすくまとめてみようと思います。
過去の記事より
傷んだ樹木の回復:ソヨゴの例
http://livingsoil.jp/2018/03/10/soyogo/