2020年11月。三重県津市のF様からのご依頼で兵庫県から約1週間、庭の植裁に行ってきました。
初日さわる前。
デッキくり抜きのアオダモだけは別途先に施工されてました。
F様が普段一緒に仕事をしているクオホームの本田さんのYoutubeをいつも見られているそうで、クオホームの実例を見られて遠いところから依頼いただきました。
芝張りなどを協力いただきながら、手入れの仕方を伝えたり、建築に至った話を聞かせていただきましたが、とても今を感じる内容でした。もともとはハウスメーカーを考えておられたのをやめて、地元の工務店に変更。Youtubeで情報収集をしながら、理想の住まいを思い描き、建築家の飯塚豊さんに依頼。
庭の設計をする際に現地調査をしたときから気になっていたのが、開口部から東向き正面に電柱があること。電柱の存在感を消しながら、土地の高低差をブロックなどを使わず石と植裁のみで止める。高性能住宅の機能補助につながる植裁となりました。
飯塚さんの設計については事前に本やセミナーなどでどのように考えて設計をされているかの情報が見つかったので、その設計に合わせて、夏の日射遮蔽をしながら、冬は日射取得ができるように建物の近くには落葉高木を植える
大きな開口部からの景色や外からの視線を遮れるようにボリュームを調整した植裁としました。
遠いのでなかなか見に行けませんが、春以降東面の杉板外壁に緑が映えるのが楽しみです。 手入れについてもしっかり伝える事ができたので、安心です。
建築知識ビルダーズに掲載される予定だそうです。
森大建地産様のウェブサイトで竣工写真が多くあがっています。こちらを是非御覧ください。
https://www.mori-dai.com/product/vol164/
設計:i+i設計事務所 飯塚豊さん
施工:森大建地産 一級建築事務所
庭の設計、施工;リビングソイル研究所 (コンクリート砂利を除く)
協力:F様(お施主様)
建築知識ビルダーズの2021年春44号に設計者の飯塚豊さんの記事で9ページに渡って取り上げられています。
飯塚豊のカタチが決まるまで間取りを描くな
テーマ:住宅を魅力的にする中間領域 津市F邸
同じく建築知識ビルダーズのYoutubeで動画で紹介されています。