暮らす人が手入れする庭

庭を作る仕事を受ける際に、お客さんにもできるだけ関わってもらいたいけど、なかなかタイミングが合わなかったりで難しかったけど、今年の夏以降は特に珍しく?男性が一緒に作業しながら、手入れの仕方などを伝える機会がありました。


お客様から頂いた写真。

この日は丸一日、植えて枯れた樹木を抜いたり、樹木や下草などの手入れの仕方。樹木の移植など、様々一緒にやりました。これまでは手入れの仕方がわからなかったし、草なのか、植えたものかもわからなかったそうで、手入れがあまりされてなかったそうですが、一日やれば日常の手入れは十分できるようになってもらえたのではないかと思います。

引き続きもう一軒。ここで一緒に作業してもらった29歳のご主人からの一言が思い返すと良いなと思います。
「一緒に作業したいという人は、そんなに多くないんですよ。特に男性は」というと、「でも、それでどうやってその後の手入れ(メンテナンス)をしていくんですか?」というような返しがあって。

確かにその通りで、私たちは環境を作ったり、植物を植えたりしても、やはり物理的に遠い場所や日常から離れた場所の手入れは難しい。通りがかりによく見に行くようにしてても、年数回。通らないところや遠方は更に難しくなる。
そうなったときに、その土地や家に暮らす人が主体的に手入れをしてもらって、それの補助をする程度の役割しか果たすことができない。

プロに頼むと…。時間という制限がついてくるけど、自分でできる人なら、いくらでもよく手をいれる事ができる。
良い手入れがされれば(これがまた難しいですが、これを伝えれるといいな)その土地がより良い場所になっていく。

これからもできるだけやりたい人、できる人が増えていくように、お客さんを誘ってみるようにします。