おすすめの書籍2冊目はGary Zimmer著「Biological Farmer」です。
オーガニック(有機)、慣行農業の2つは対比するものとして良く比較されますが、バイオロジカルという考え方はその2つをつなぐ技術・考え方を多く紹介しています。
本の中で紹介されているバイオロジカルの6つのルールを紹介します。
1、土の状態を知ってバランスをとる。
2、生き物を弱らせず、活性化させるように肥料を使う。
3、殺虫剤や除草剤は必要なときに最小限に使う。
4、短期的な輪作を組む。
5、耕起は意味を考えて必要な形で行う。
6、土の生き物を食べさせてあげる。
耕すことへの考え方、土の生物について考えての施肥や管理方法など、本来はどんな農業においても大切なことですが、忘れられがちです。
オーストラリアの有機農業のコース(TAFEという職業専門学校)ではこの本を教科書的に使われていて、その際に知って何度も読みました。
英語なので読むハードルは高いですが、読む勝ちはある本だと思います。