大きな木を育てること

大きな木を育てることは難しいことではありません。土の状態次第で樹木はそれぞれが伸び
たい高さに育ちます。しかし人が暮らす街中で育つ樹木すべてが大きく育てばいいかという
とそうではありません。それぞれの木の特性を判断しながら、大きくできないものは小さい
ものに変える。また小さくコントロールするために、適正に樹形を整えながら切っていく。
そんな剪定がされていれば、大きくなくてもきれいな町並みにもつながると思います。

大きな木を育てていくための課題が3つあります。
1、電線
2,樹木の間隔
3,落ち葉

電線は大きな木を育てる際に制限になります。ただ、電線の位置次第で低すぎなければ電線 を避けながら、その木本来の形をのびのびと育てることも可能です。あまりに電線との距離 がない場合は難しいので、このような場所は植えられている樹種が適性でないのかもしれま せん。電線がある場合は選ぶ樹種は考えなくてはなりません。ケヤキは最大で20m超になり ます。街路樹として植えられると、電線問題に当たることは間違いないでしょう。姫路市な いで最近良く植えられるハナミズキは5m~というサイズです。植える前からこれはわかることなので適正な場所に適正な樹木を選ぶことは必要です