ポット苗は問題: ルーピング(根が巻いてしまう問題)

庭や植栽、公共空間の緑化の分野で、土の問題から取り組み始めたのが2014年頃。

ただ植栽の分野では土の機能を高めるだけでは何故か植物の生育が良くならないケースが散見されました。

いくつかある問題のうちの自分ではどうにもならない問題がこれ。ルーピング。

ルーピングとは

プラスチックのポットで育苗している苗木が、根の行き場がないのでポット内でぐるぐる根を巻いた状態になったことを指します。

写真はシャリンバイのルーピングした苗木

ルーピングはわかりやすいものもあれば、分かりにくいものもあります。

写真の様にルーピングしたシャリンバイは、ほぼ生長がとまり、同じ位のサイズでずっと維持をしていました(植えたのは5年ほど経っていた)。

当時も軽く根を切ったりはしていたのですが、それだけでは完全に解決はできないことがよく分かりました。

ルーピングもある程度は植栽技術的に解消は可能ですが、このままだるとちゃんとわかった人しか植物を育てる事ができないことになります。

さらにルーピングの問題は生産者の問題であるので、消費者からの意見で変えることも難しい。

自然環境を扱う仕事全般に言えることですが、課題が山積みです。更にその課題についての取り組みをしている人が少ない(いない場合もある)

ルーピングもその問題の一つです。この問題は解決するアプローチを考えていくつもの方法を考えて動いていかないと行けない問題です。

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